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平成23年6月、平和病院はついに新築移転しました。
新病院建設は長年の夢であり、構想から実現までには実に10年近くを要しました。
私自身、平和病院に勤務して20年が過ぎ、院長になってからも11年が経過しました。平和病院に勤務する前は、千葉大学病院及び、その関連病院で10年を過ごし、住友重機械健康保険組合浦賀病院に3年間勤務しました。浦賀病院も何年か前に新築し、綺麗な病院ですが、自分が勤務していた時は駅前の、古い建物でしたので、今のような新しい設備の病院に勤務することは長い間経験していなかったので、移転後、新しい病院での日々は、感動の連続でした。
今までの病院では患者さん、ご家族のためのホールがなく、食事はベッド上でお願いしていました。あたりまえのことなのかもしれませんが、患者さんたちが食堂で食事をし、ご家族と歓談する姿は自分にとって新鮮で、強烈なイメージがありました。
ただ、新病院を実際に運用してみると、計画段階や、開院直後には気付かなかった点がいろいろ見つかり、また、ご利用いただく皆様から様々なご指摘をいただきました。現在は可能な限り、一つひとつ改善を加え、より快適な治療、療養生活を送っていただけるよう、改善を重ねています。
いま、私達は新しい「器」を手に入れました。ただ、これをいかに有効に運用し、育てていくかは私達職員の努力にかかっており、新しい建物に「魂」を注ぎ込まなくてはなりません。
平和病院は地域に根ざした病院として65年の歴史を育んできました。今後も地域医療に貢献する施設としてのスタンスは変わることはありませんが、いま、すべての機能を一つの病院が担うことは困難な時代になっています。基幹病院、一般病院、診療所、介護施設、在宅支援施設などが、それぞれの特性を活かし、連携をとりながら地域完結型の医療、介護を提供することが大切です。鶴見区では行政を巻き込んで病々、病診連携のネットワーク作りが行われ、地域医療連携のモデル地区となろうとしています。平和病院はこのネットワークの要としての役割をはたすことを求められています。
このように、地域の中で自院の役割をはたすことも大切ですが、当院のような中小病院では診療圏にとらわれない「特色」を持つことも大切だと思っています。
自分がここ何年か力を入れていた緩和ケアに関しては、4月から日本緩和医療学会の認定研修施設として認められ、私自身、周辺施設などからも緩和ケアに関わる講演を依頼されるようにもなり、「癌対策基本法」に基づき、癌診療拠点病院などで開催される緩和ケア研修会のお手伝いをさせていただき、自院で「鶴見緩和ケア研修会」も開催することが出来ました。
神奈川県で最も古い歴史を誇る、人工透析も大きく羽ばたこうとしています。さらに、近い将来には今までにない、新しい機能を持つことも計画されています。
このように、新しい機能を持ちつつ、患者さん、ご家族にとって「いい病院」、「かかってよかった病院」として評価していただくには、病院で働く多職種のスタッフのパワー、気概、優しさが必要です。もちろん、新しく仲間になってくれる多くの職員も必要です。
これからも私達は、新しい病院に浮かれることなく、患者さん、ご家族のため、しっかりと地に足をつけ、一歩一歩進んで生きたいと思います。
新しくなった平和病院に対し、あたたかなご支援をいただきますよう、よろしくお願いいたします。 |
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| 平成23年8月 平和病院 院長 橋 修 |
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病院のホームページには、書かれていない、
本音の情報をおしらせする、院長個人のホームページです。 |
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